錯覚する脳 「おいしい」も「痛い」も幻想だった (ちくま文庫) [ 前野隆司 ]

   

「おいしい」も「痛い」も幻想だった ちくま文庫 前野隆司 筑摩書房サッカクスル ノウ マエノ,タカシ 発行年月:2011年09月 ページ数:252p サイズ:文庫 ISBN:9784480428578 前野隆司(マエノタカシ) 1962年生まれ。

慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授。

1984年東京工業大学卒業、1986年同大学大学院修士課程修了後、キヤノン(株)入社。

1995年慶應義塾大学専任講師。

助教授を経て現在教授。

博士(工学)。

現在は、ロボットーヒューマンインタラクション、人と社会の欲求・幸福・協生・平和の研究、コミュニティーシステムデザインの研究等に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 意識はイリュージョンである(意識とは何か/心の哲学とゾンビ/意識の機能は受動的)/第2章 五感というイリュージョン(感覚とは何か/触覚ー「痛み」は何のためにあるのか/味覚・嗅覚ー世の中には存在しない「甘み」をなぜ感じるのか/聴覚ー相手の話し声が口元から聞こえる不思議/視覚ー色も明るさも存在しないのに、見えている/再び二元論VS一元論)/第3章 主観体験というイリュージョン(感覚遮断タンク/すべてはイリュージョンなのか/思想家釈迦と空/生命というイリュージョン) 「心は脳が作り上げた幻想である」ことを述べている著者が、さらに詳しく、自己意識や五感が錯覚であることに的を絞って説明した。

たとえば、「なぜ会話相手の声は口から聞こえるのか?」あたりまえと思っていたことが、考えてみると確かに不思議なことだとわかる。

「すべてがイリュージョン」と言われるとむなしくなるかもしれないが、むしろ生きる重荷から解放されて、どうせなら、何にもとらわれずに思い切り生きよう、というポジティブなメッセージを伝える結論になっている。

『脳はなぜ「心」を作ったのか』の続編。

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